1950-03-03 第7回国会 衆議院 郵政委員会 第2号
しかしながら簡易生命保險制度というものの持つ任務、すなわち社会保障制度の一環として持つ任務からいたしますれば、できるだけ下層階級の、国民の中の経済的に恵まれない人を、できるだけ多くこの制度に加入してもらつて、そうして不時の事故に対しまして補助をするということが、この保險制度の目的でありまするから、あまり大きくすることはどうかという問題がありまして、現に第六国会と思つておりまするが、従前の保險金額を五万円
しかしながら簡易生命保險制度というものの持つ任務、すなわち社会保障制度の一環として持つ任務からいたしますれば、できるだけ下層階級の、国民の中の経済的に恵まれない人を、できるだけ多くこの制度に加入してもらつて、そうして不時の事故に対しまして補助をするということが、この保險制度の目的でありまするから、あまり大きくすることはどうかという問題がありまして、現に第六国会と思つておりまするが、従前の保險金額を五万円
○小澤國務大臣 保險金の積立金を從前の通り逓信省みずからが運用いたしまして、そうして加入者にその利用を還元して行くという方法は、簡易生命保險制度が発生した当時の趣旨でありまして、いやしくもこれを政府事業に利用するというようなことは、嚴に禁止しなければならぬ事項でありましたが、御承知のように昨年か一昨年、関係方面の御意見等もありまして、いわゆる資金の統制一元化というような意味から大藏省へ行つておるのであります
簡易生命保險制度そのものの存否についての議論は別といたしまして、加入者がだんだん殖えることは、結局長期預金とでも言うべき堅実の資金が増大するわけでございますから、インフレ克服の一手段として望ましいものだと思われるのであります。その結果が大藏省預金部の資金の性質を健全化する効果もございますので、制度があります限り、また加盟者が共鳴される限りは契約高の向上していくことを期待している次第でございます。
○姫井伊介君 更に附け加えまして生命保險制度を社会保障制度に取込まれます御意思があるかないかということであります。これは業者との関係もありまするが、併し我が國將來のことを考えますると、生命保險制度によりまして、相当この歳入金融方面におきましても、回收資金を貸出せる途が開けるわけなのであります。